TCG-Trading Card Game-の状態について【完品や美品とは】
こんにちはカードを鑑定に出したりするようになりある程度評価されるポイントが分かってきたのでまとめていきます。
フリマやオークションなどのサービスも増えた昨今、状態に美品や完品などと表記を目にしたことはありませんか?
しかし実際に手元に来て確認すると”求めていた品質には満たないモノだった”という経験を何度か経験しました。
ここでは鑑定の目線から評価されるポイントと購入前に確認しておきたい項目をまとめていきます。
私は主に遊戯王とマジックのカードの知識しかありませんのでご理解ください。
センタリング/Centering
一つ目はセンタリングです。
わかりやすく言うと”カードの真ん中に印刷されているか”です。
センタリング自体はカードが作られた時点で決まってしまいます。
なのでどうしようもないですがグレーディングで評価されます。
センタリング減点対象その1
上記の例はカードセンターに対して印刷センターが右に寄っています。
実写真もわかりやすいものを用意しました。 稲妻の黒い枠部分が左右で比べると違いが分かると思います。
基本的に上下左右どの方向に寄っていてもNGです。
センタリング減点対象その2
その2印刷の傾きです。
一方向にずれているのではなくカードに対して印刷が回転方向に傾いてしまう現象です。
初期の遊戯王カードなどに多く写真だとわかりにくいかもしれませんが、カード枠の上と下の幅を比べると傾いているのが伝わるかな?
エッジ/Edge
2つめはエッジの状態です。
わかりやすく言うと”角の状態が綺麗か”です。
欠けや割れ
欠け(白欠け)と呼ばれる状態。
カードを扱う中でエッジの印字が欠けてしまい下地の白が見えてしまう。(赤矢印)
MTGでも遊戯王でもよく見られる現象で特にMTGのコレクターブースターというパックから排出されるものは多いイメージ。
遊戯王でも海外産のカードでは珍しくない。
割れ
カードのエッジが折れてしまいひび割れのようになる。(2つの赤矢印を繋ぐように割れています。)
こちらは主に遊戯王で多いイメージです。
コーナー/Corner
3つめはコーナーです。
こちらは”枠もしくは(縁)の状態が綺麗か”です。遊戯王カードでは枠キラという言葉と同じ意味だと思います。
コーナーの状態
左はカードの緑丸に対して赤丸のほうがカードの枠がガタガタになってしまっています。
これはカード製造時にカットする工程で発生していると考えられユーザー側ではセンタリング同様にどうしようもない部分でもあります。
Mtgの日本以外で生産されているカードに良く見かける現象です。
右の写真は枠が削れて下のFoil部分が見えてしまっていますね。
これは遊戯王カード界では通称”枠キラ”と言われる状態で光物のカードが多い遊戯王では昔からよく見かけます。
サーフィス/surface
4つめはサーフィス
文字通り”表面の状態”です。 表面は様々なパターンがあります。
まずは傷です
主に遊ぶ中でカードが擦れてつくことがあります。
またサーチをする人が一定数居るためその時にもカードが擦れ傷がついているものもあるのでフリマ等で買う場合は気をつけましょう。
次にへこみです
これは基本的にユーザー側が物理的なダメージを与えてしまうケースが多いと思います。
稀にですが、スクリューダウン等にカードを入れる際にゴミと一緒に挟んでしまうことで小さな凹みになることがあるので注意です。
折れ!
左の写真を見ての通り折れてしまってます。
シャッフルする際にミスで折れてしまうことがあります。皆さんもデッキをガシャッっとやってしまった経験あるのではないでしょうか?
インクド/inkd
文字通りカードにペンなどで書いてある状態。
特にマジックの黒枠カードに多く、エッジやコーナーのキズを隠す目的で黒いペンで塗られてしまう。
高額カードでもインクドは評価がかなり落ちてしまう。さらに写真では見落としやすい為できれば実物を見てから購入することをお勧めします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
表面の傷や枠キラは昔から知っていましたが、鑑定を楽しむようになってエッジやセンタリングについて知りました。
フリマアプリなども増え出品者の状態も様々です。完美品や極美品などと不明瞭な”売れそうなタイトル”に踊らされないようにしましょう。
逆にスリーブやスクリューダウン越しで傷が判断できる人がいたらノウハウ教えてください(笑)
またお店で複数ある場合同値ならば良いカードを購入できるようになるのもちょっと嬉しいですね!
まとめてあるので興味ある方は見て欲しいです。やり方なども有ります!
私がPSA鑑定を行った結果です。
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